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2015年2月 1日 (日)

神と神々

申命記  6章4ー5節
 NHKの大河ドラマの「花燃ゆ」では吉田松陰が一番のテーマです。しかし萩に行くと、驚いたことに松陰神社があります。すべてのものに神が宿る、八百万の神々がおります。小学五年生の国語では「わらぐつの中の神様」という教材があって、ていねいに作ったわらぐつの中にも、どうやら神様がいるようです。
 神が唯一であることは、聖書が正しく伝えることができます。その聖書にしても、実は苦戦しました。ギュッツラフ訳のヨハネ伝では、神のことを「極楽」、キリストのことを「賢い者」と訳した。日本語の神ではGodの意味を伝えられないからです。現在の日本人でも、唯一神の「神」と言ったとき、神々の中の一つとして受け取るのが普通です。ですから「自分以外に神はいない」とか「自分だけが神である」と言えば、なんと狭量で傲慢な神なんだと受け取るのです。多神教の国にあっては、クリスチャンが異分子として迫害され、阻害されるのは当然なのです。また教会に集いながら別日にはお寺参りや、仏壇の前で数珠を持って拝んだりする人については、唯一の神がまだわかっていないということになります。

 この神は唯一であるというのは、モーセを通して神が与えられた十戒の一番目にあります。「あなたには、わたしの他に、他の神々があってはならない(出20:3)」つまりそれほどいの一番に重要なのです。本日の申命記6章にあるように、これは、神からの祝福のポイントであり、戒めとして守るというより、神を心から愛する者は、ただ神のみを神とする結果にどうしてもなると言った方が正しいのです。
 なぜでしょうか?旧約聖書を見ると「ねたむ神」という言葉がよく出てきます。天地万物を人のために創造された神は、被造物にすぎない人間を十字架に架かるほどに愛された神です。実の父がいるのに、他の人を自分の父とする子がいるでしょうか?そんな子がいたら、どんなに不出来な父でも落胆をしないでしょうか。妻が夫である自分以上に親密にしている男がいて、それを妬まない夫がいるでしょうか。神と私とは特別な関係であって、他の神々を主なる神と同列に扱うこと、これは到底できないことです。

 だから妬んでくださる神は、特別な、真実の愛をもって私を愛していてくださる神であり、私たちは自分の命すら惜しまずに、この唯一なる神を愛しするのです。「あなた以外に神はいない」ことが分かるのです。

「父なる神、子なる神イエス・キリスト、聖霊なる神は唯一であり、神である」    アーメン。

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