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2020年3月 8日 (日)

十四万四千人と大勢の群衆

黙示録  7章14節   【新改訳2017】
そこで私が「私の主よ、あなたこそご存じです」と言うと、長老は私に言った。「この人たちは大きな患難を経てきた者たちで、その衣を洗い、子羊の血で白くしたのです。

 この十四万四千人(7:4,17:1-3)は、今日まで異端の宗教が、自己の目的のために、様々に利用した数字です。またこの続きにある天の大勢の群衆(7:9,19:1)も、私たちは大いを持ちます。そこで今回、この二つのことについて、聖書的なアプローチをして参ります。

 まずイスラエル十二部族名があげられています(7:5-8)が、ここにダン族の名が無いことに注目してください。また長子はルベンのはずですが、ユダになっています。これはイエス・キリストがユダ族から出たからでしょう。また省かれたダン族は、士師記(18:30)や列王上(12:29)ではダン族に偶像礼拝があったことを示しています。

 このように見ていくとこの十二部族は、本来の十二部族の意味ではなく、霊的なイスラエル人であるクリスチャンを指していると言っても過言ではありません。聖書的にも、ロマ書(2:28-29,9:6-7)ガラテヤ(3:29)にあるように、「外見上のユダヤ人がユダヤ人ではなく、また、外見上のからだの割礼が割礼ではない」とあります。

 十四万四千人とは12の自乗に千をかけた数です。ユダヤ的に12は完全数なので、その自乗は完全の完全、つまり極まりで、さらにその千倍という数えきれなさを表しています。これは実際の数字を意味するのではなく、数えきれないほど多くの完全な人々を表した言葉であると理解するべきです。この十四万四千人は、誰にも歌えない新しい歌を歌います。この新しい歌は、先に24人の長老たちが歌い、その長老たちに合わせてバックで歌う天の大聖歌隊のように見えます。(下写真はヨイド教会礼拝風景)

 この十四万四千人は、まるでウィーン少年合唱団のように、全員が汚れを知らない存在であるだけでなく、イエス・キリストと共にどこにでも付いて行く神の陣営でもあるのです。これらを考えて解釈するなら、十四万四千人は礼拝時における神の大聖歌隊であるし、天の大群衆はその会衆たちであると思えます。つまりこれらは全部合わせて、七章は天の御座の前の大礼拝風景として理解することが妥当であると思えます。

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