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2020年12月20日 (日)

サタンの基本戦略

エペソ 6章 11節    新約聖書2017

悪魔の策略に対して堅く立つことができるように、神のすべての武具を身に着けなさい。

 聖書では明瞭なのに、サタンや悪霊が存在することを認めていないクリスチャンがいます。また認めてはいても、悪霊はどこか外にいて自分を攻撃するものであって、自分の内に見い出す方も少いのではないでしょうか。これらはすべて誤った認識をしています。確かに外から来る場合もありますが、先ず自分自身が生まれながらの罪人であったこと、その結果、これら悪しき存在から解放されなければならなかったことを忘れています。サタン、悪霊は自分自身の内に、根罪深い罪の性質の内に、巧妙に巣くっているのです。「自分を良い存在に」「自分の成長の為に」とか、「ことさら自分を引き上げよう」とする動機のすべては罪の性質であって、悪霊的です。

 イエス・キリストは私たちのこの罪のために十字架に架かり、身代わりとなって罪を贖ってくださいました。ですから信じた者には罪から解放されました、そのはずですが、実際にはクリスチャンとなっても、自分の罪に苦しむことが多いのです。福音は無効なのでしょうか? いえ、そうではありません。自分に死んでいないからです。
 マタイ12章43-45節に、追い出された悪霊が、戻ってみると部屋はきれいに掃除されており、そこで七つの悪霊を連れて来たので、その人は前より悪くなった話があります。クリスチャンは悪霊を追い出す権威を持っていますが、追い出した心の王座に聖霊様が代わりに住んでくださらないと、悪霊が戻って来て前より悪くなるという警告なのです。ですからイエス・キリストを信じるということは、自分を捨て、心の王座に神様を置く(つまり自分は神に従う僕)ことです。そこが中途半端で、自分という肉が残っていると、その肉が悪霊の攻撃を受け、支配もされてしまうことになるのです。

 私たちはこの敵の攻撃の特徴を知る必要があります。彼らの基本は「人に自分の真の姿をわからせず、正体を隠して住み続ける(支配する)」ことにあります。そこでのキーワードは<支配>であり、<だます>です。彼らは貪欲にこの二つの特徴を基本である正体を隠しつつ実行します。たまにそれを見破ったクリスチャンが警告しても、彼らは自分自身を守るために、愛を持って忠告してくれた人や教会を攻撃するのです。教会はキリストの御体であり、クリスチャンはその肢体の一部として、神と教会に仕え、問題があっても建設的な提案をするのが当然であり、使命でもあります。しかし悪霊に支配された人の特徴は、そのような人を攻撃して教会を混乱させ、神の使命を奪うことです。私たちはサタンの基本戦略を知り、御心の対応することで、常に神の使命と御心を全うして行き続けなければなりません。satannno 

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