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2021年9月12日 (日)

今の時は

✝ ローマ 10章18節   2017新改訳

では、私は尋ねます。彼らは聞かなかったのでしょうか。いいえ、むしろ、「その響きは全地に、そのことばは、世界の果てまで届いた」のです。

  今年の9・11までに20年になる長い戦いを避けようと撤退したアメリカは、アフガニスタンにおいて敗北したも同然です。再びテロ国家が世界の一国として登場することになったのです。これは20年近くも続けたベトナム戦争を思い出させます。圧倒的な軍事力を持っていたアメリカは、共産主義と今回は、イスラム原理主義に勝てなかったわけです。聖書的に見るならばこれ以後の世界は、「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり」(マルコ13:8)となるでしょう。人類普遍かと謳われたキリスト教的価値観は、明らかに行き詰まりを呈しているのです。

 私たちはこれまでマタイ24:14の「御国のこの福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての民族に証しされ、それから終わりが来ます」をそのまま受け取り、全世界がキリスト教化して終わりが来ると思っていました。しかしそうではないことが明らかになっています。世界の宗教分布図を見てください。キリスト教はアジアの西部と中央部を除いて、ほぼ世界を覆っています。共産主義の国では迫害されていますが、今も地下教会はしぶとく福音を伝えています。イスラム教国でもクリスチャンは迫害されていますが、その比率は日本より高いのです。

 聖書をよく読んでみると、ローマ書10:18には『その響きは全地に、そのことばは、世界の果てまで届いた』とあります。これは福音が届くということであって、世界中がキリスト教国になるという意味でないことに気づきます。共産国には地下教会を通して、イスラム教国にはSNSや教会を通して、福音は伝わり届いていれば良いのです。

 つまり福音はすでに全世界に伝わっており、終末の全世界に福音がほぼ伝わっているという印象を持ちます。つまりキリスト教国かどうかはすでに関係なく、世界の終わり、終末の舞台のお膳立てがほぼほぼ整ったと見れるのです。

 とするならばすでに信じた私たちは黙示録3:3の「思い起こし、悔い改めなさい。目を覚まさないなら、私は盗人のように来る」とあるように、<悔い改め、(聖霊の満たしを受けて)目を覚まさ>なければならないのです。そうすれば「戸の外に立ってたたいている」主が入って来られ、「ともに食事をする」という主との交わりの恵みの中に入るのです。ですから自分の深刻な罪に目を覚まし、<永遠のいのち>なる主と生きることの命に勝る価値に目覚めて気がつかねばなりません。そのような人は、それまでの暮らしてきた世のすべてを喜んで捨てることでしょう。むしろ邪魔物なのです。先ほどの証しのように、その類いのしるしが伴うのです。
 永遠のいのち、ただそれだけに目を覚まし、神と交わって生きる、それが目を覚ますことです。

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