新たな迫害が始まる
✝ルカ 21章12~19節 2017新改訳
また、わたしの名のために、すべての人に憎まれます。
この度のウクライナ戦争で、次第にはっきりしてきたことがあります。それは思わぬ方向からのことです。現在二ヶ月になっているウクライナ戦争は、ヨーロッパの東欧の出来事であって、極東に住んでいる私たちが身近に感じることはないはずです。が、現実はそうではありません。連日TVやYouTube、Facebookなどを通して、我々日本人の関心が非常に高いのです。日本も西欧民主主義諸国と同じ一員であり、強い絆があるようです。ロシアとも国境を接しています。ウクライナもそのように見なし、ゼレンスキー大統領も日本の国会議員に向けて演説さえしました。
このような中、多くの日本人がウクライナを何とか支援したいと思っており、私たちのような小さな群れでも、ウクライナへの献金を集めると、たちまち160万を上回る金額が集まるほどでした。そしてそのような関心は、咋今ではロシアのプーチン大統領を支える背後に目が行き始めることで、クローズアップされてきたことがあるのです。
それはプーチン大統領の精神的盟友だとされるロシア正教のキリル総主教の存在です。BS-TBSでは「侵攻と信仰のただならぬ仲」と題して1時間以上の特集番組さえ組みました。彼はウクライナを攻撃するプーチンとその軍を信仰的に正当化し、鼓舞までしているのです。
一般の人々にとって、キリスト教徒同士が殺し合うことや、それを推奨するキリスト教指導者って、当然人々は疑問を持ち、恐ろしいと思うようになります。それがクリスチャンへの否定的見方となって来ているのでしょう、すでに私の職場やテニス仲間から疑問を呈されたり、職場帰りの伝道師へのしつこい攻撃となって、現実化しています。おそらくロシアの蛮行に日本人が感じる義憤が、たまたま怒りに近い感情となって、このような形で私たちに向かってきたと私は見ています。
このような近づいてきた終末の時代、私たちはどのように対処していけば良いのでしょうか。「あれは宗派が違う」とか「キリスト教の本質からキリルは逸脱している」と弁明しても、それは非キリスト教国のこの国では通じない話です。そうではなく、私たちクリスチャンもロシアが国際的な制裁を受けるのは当然だと思っていること、ウクライナの人々の願いと痛みを我がこととして感じ、心を一つにして祈っていること、その支援にも実際取り組んでいることなどを語るべきでしょう。
そして終末の時代、必ずクリスチャンへの迫害が起こってくると聖書にありますので、どのような状況が許されようとしても、私たちの信仰がサタンに奪われたり、迫害(岩地)のために枯れたり、世の誘惑につまづくことのないように祈りを強め、備えて行かなければなりません。次のみ言葉、
「わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。✝マタ5:44」
と主がお命じなったように、自身の弱さを覚え、神の愛を証する者として祈り求めて行きましょう。
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