大切なものと、こと
✝ピリピ 1章10-11節 2017新改訳
あなたがたが、真にすぐれたものを見分けることができるようになりますように。またあなたがたが、キリストの日には純真で非難されるところがなく、
イエス・キリストによって与えられる義の実に満たされている者となり、神の御栄えと誉れが現されますように。
たった一つのものを除いて、すべては滅んでいきます。また、たった一つのものを除いて、自分のものは存在しません。あらゆるものの内で、大切なものは一つしかありません。多くの人は知らず、また知っていても自分のものにできず、結局は失って行く。そのことを皆さんはご存知でしょうか。
謎解きをしているのではありません。私たちが自分のものだと思っている自分の体も実は自分のものではありません。体は神から私たちが預かったもので、その管理者として私たちに委ねられたものです。
しかし多くの人はそうは思っていませんし、やがて命が尽き腐って滅ぶ体と共に自分も滅ぶのだと思っています。しがみついています。体以上の価値のあるものを知らないのです。滅ばないものこそ、真実の価値があります。
それは霊です。霊は滅ぶことがありません。なぜなら私たちは、黙示録で千年王国の時代の終わりに、すべての人の霊がよみがえり、神に裁かれること(最後の審判)を知っています。霊だけが肉体の時代にあったことを問われ、神に裁かれます。つまり霊だけが永遠であり、問われるたった一つのものだと聖書は記しています。
その霊には三つあります。神と神に属するもの、人に属するもの、サタンに属するものの三つです。天使は霊的な存在ですが、神に従う霊であって、神に属するものです。同様に悪霊はサタンに従い、属する霊です。この両者にあって、人だけが中間的な存在です。けれども人は皆罪を背負っています(原罪)ので、十字架を信じなければ全ての人は皆、地に落とされる存在です。
この原罪がわかっているかどうかが、福音を聞いて信仰の道に入るかどうかの非常に大きな違いを生むことになります。罪性に苦しむことは一見不幸なようですが、後に莫大な天の恵みを受け継ぐ土台になるのです。
最後の審判時にすべての人がよみがえって、新しい体を着せられますが、天の国に迎えられた者は素晴らしい<御霊のからだ>を着、ゲヘナに行く多くの人々もまた、いわば永遠に苦しむための、滅ばない体を与えられるれます。
このような人間の霊の裁きを見るなら、肉体の命がある私たちが今、何を思い、何をすべきなのかは明らかです。神と交わり、神の子として、父の御心を常に知り、その御心が行える者として歩まなければなりません。
大切なもの、また大切なことは次のように明らかです。私たち人の体に住まう霊であり、聖霊と共に歩むことであります。他に何の大切なことがあるでしょうか?無いのです。
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