伝道師按手・任命式
✝Ⅱテモテ 4章1~5節 新改訳2017
1 神の御前、また、生きている人と死んだ人をさばかれるキリスト・イエスの御前、その現れとその御国を思いなが、私は厳かに命じます。
2 みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。忍耐の限りを尽く、、絶えず教えなが、責、戒、また勧めなさい。
3 というのは、人々が健全な教えに耐えられなくなり、耳に心地よい話を聞こうと、自分の好みにしたがって自分たちのために教師を寄せ集め、
4 真理から耳を背け、作り話にそれて行くような時代になるからです。
5 けれども、あなたはどんな場合にも慎んで、苦難に耐え、伝道者の働きをなし、自分の務めを十分に果たしなさい。
本日伝道師の按手を受けられる稲村姉妹について、確かイスラエル派遣の中で姉妹とはじめてお会いしたと思いますが、しばらくして、今日のように深く関わり合うようになるという主の示しがありました。他教会の方ですし、住まいも、家族の状況もありました。ですからこれは「あり得ないし、もし実現したらそれは、神のわざでしかない」とその時は思いました。それで、このことは一旦忘れることにし、できるだけ私は動かないようにすることにしました。
ただ一度だけ、ご主人の召天後、これも示されてですが、群馬のご自宅に伺ってお片付けや庭掃除のお手伝いをしたことがあります。しかしその後、姉妹は不思議な身辺のいろいろな事があって、私たちの近くの教会に移動されるということがあり、牧師夫人との関わりが増し加えられ、ゆっくりですが、私たちとの距離が近くなって行くのです。これは不思議でした。
今回の伝道師、その就任に決定的だったことが二つあります。一つは、向こうで引っ越しされてまだ間がないのに、この教会の二階に住む計画に手を上げてくださったことです。ご存知のように、この会堂の二階部分への住み手なくしては、この家を借りることは不可能だったのです。「どうして手を上げたのか自分でも分からない」という本人の言葉でした。コロナ禍の中、私たちの礼拝場所が守られたのは、この姉妹の手を上げられた瞬間から大きく前進したのです。
二つ目は神学校を卒業されると言うことでした。何しろこの教会に来られた頃は、神学校を続けることを半ば諦めておられました。伝道師への任命・按手に神学校の「卒業」が必須だと言っているわけではありません。しかしそのような示しが来たのです。「卒業して按手・任命を」と。それで学びを再開するよう勧めますと応じてくださり、それから1年以上かかってこの十月、姉妹は卒業に必要な全単位を取得されたのです。
最後の難関は、姉妹が伝道師になることを承諾してくださることでした。これもはじめは消極的な様子でした。しかしずいぶん祈られたのでしょうか、または神様の強い迫りがあったのか、つい最近、応じても良いという返事をいただき、そこで急きょ按手式を本日することに致しました。
【宣言】
教会のかしらである主イエス・キリストは牧師・伝道師を立てて、福音を宣べ伝えさせ、ご自身の《血であがないとられた神の教会を牧させ》なさいます。
TLEA船橋キリスト教会の牧師、ケパ中村は、教会員(アンナと示された)稲村いづみ姉妹を船橋キリスト教会の伝道師として立てることを主から示されていました。これが神から来た吟味のポイントとして、姉妹が神学校を卒業した時点で任命するよう、主から導かれておりました。
今姉妹は卒業に必要な単位を修得し、私はここに、当教会の伝道師として姉妹を任命いたします。この日以後牧師を補佐し、牧会伝道師に次ぐ霊的な指導者として、教会に深く重荷を持つ働き人・奉仕者として、姉妹を伝道師に按手し任命します。